ベトナムのお寺での参拝の作法
参拝の仕方にひとつの正解はありません。以下はベトナムのお寺でよく見られるやり方です。お寺の方や師が別のやり方を示したときは、それに従ってください。
初めての参拝を順に
- 門で立ち止まる。 歩みをゆるめ、声を小さくします。三門がある場合は、多くの人が脇の門を通り、合掌してあいさつします。
- 境内でお香を供える。 屋外に香炉があるお寺の場合です。すべてのお寺にあるわけではありません。
- 本堂に入る。 中央の扉が閉まっているときは脇の扉から入ります。しばらく静かに立ち、心を落ち着けます。
- 仏様に礼をする。 合掌し、軽く頭を下げてから、下記のように礼拝します。
- ほかの祭壇をまわる。 順序は祭壇のページにあります。
- 静かに座る。 本堂の後方や禅堂で座る人が多くいます。
- 静かに退出する。 できれば祭壇に背を向けず、数歩下がってから去ります。
服装とふるまい
- 控えめで清潔な服装にします。極端に短い服、肌を多く見せる服、派手な服は避けます。
- 本堂では帽子とサングラスを外します。
- 静かにし、携帯電話は消音にし、写真は控えめに。特に法要の最中は控えます。
- 指示のある場所では靴を脱ぎます。
- 礼拝している人の後ろを歩き、前を横切らないようにします。
お香とお供え
- お香。 3本が一般的で、仏・法・僧に心を向けることと理解されることが多いです。小さな祭壇では1本でも構いません。本数より心構えが大切です。
- 点火。 お寺のろうそくか灯明から火をつけます。炎が出たら、手でそっとあおぐか、線香を傾けます。息で吹き消さないでください。
- 持ち方。 両手のひらで胸か額の高さに捧げ持ち、右手でゆっくりと香炉の中央に立てます。
- お供え。 花、果物、きれいな水、灯明は素朴なお供えです。紙のお供えを燃やすことを望まないお寺では、その決まりに従います。お寺に入るために何かを持参する必要はありません。
合掌と礼拝
- 合掌(ホップ・チュオン)。 胸の前で両手を合わせ、指先を上に向け、軽く頭を下げます。
- 軽い礼(ヴァイ)。 合掌したまま、あいさつとして体を軽く傾けます。
- 全身の礼(ライ)。 ひざをつき、両手と額を床かクッションにつけてから起き上がります。ひざをつくのが難しければ、立ったままの礼でも構いません。
- 回数。 多くの場所で、三宝を表す3回の礼を仏前で行います。回数と形は、お寺や伝統によって異なります。
鐘と木魚
鐘と木魚(モー)は読経のリズムをつくります。木魚は読経の間、一定の拍を刻み、鐘は日々の勤行の時を告げます。参拝者が自分から鐘を鳴らすことは通常ありません。お寺が鳴らすよう勧めてくれたときは、ゆっくり間をあけて鳴らし、音が消えていくのを聴きます。
座禅
参拝者が禅堂で座れるお寺もあります。背筋を伸ばし、手の力を抜き、自然に呼吸し、目は軽く閉じるか伏せます。結跏趺坐は必要なく、椅子でも構いません。Pagodaには、ほかの人と静かに座れる禅堂があります。
避けたいこと
- 本堂で大声で話す、走る、ふざける。
- 足を祭壇に向ける、像に背を向けて座る。
- 許可なく像、法具、お供えに触れる。
- お寺が認めていない場所で紙銭を燃やす。
- 礼拝中の人を、断りなく撮影する。
地域や伝統による違い
北部・中部・南部のお寺、また大乗と上座部の伝統では、それぞれ習慣があります。祭壇の配置、服装、礼拝の仕方、勤行の時間などです。慣れないお寺では、そこにいる人のやり方を見て従ってください。
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